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完全版 世界史 古代エジプト文明

  皆さんこんにちはルリアゲハです。世界史を勉強していると、出てくる古代エジプト文明。一度習った人もいるでしょうが、どんな文明だったか説明できるでしょうか?今説明できないと思った人も大丈夫です。

 この記事を読めば、

  • 古代エジプト文明の特徴
  • 文化
  • 3つの時代区分
  • 政治体制とファラオ

 について理解できます。

古代エジプト文明の特徴

ナイル川の流域で発展

 古代エジプト文明はナイル川流域で発展しました。なんでナイル川流域なのかというと、ナイル川は毎年洪水を起こしたからです。洪水は上流から豊かな土壌を運んできて、農業に最適な環境が生まれます。

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 そんなエジプトをギリシアの歴史家ヘロドトス


f:id:ruriageha:20210227072432j:plain「エジプトはナイルのたまもの」

と表しました。なんか聞いたことがあると思ったかもしれませんが、まさにその通りですね。

 まとめると、

古代エジプト文明はナイル川の洪水のおかげで発展

です。

文化

 古代エジプトでは多神教を信仰していました。有名な神として太陽神ラーが挙げられます。ゲームが好きな人はなんか聞いたことある名前だと思った人もいるかもしれません。

 もう一つ古代エジプトの文化を紹介すると、死後の世界と霊魂の不滅を人々は信じていました。死後の世界が描かれた死者の書が有名ですね。そして、霊魂の不滅を信じてミイラを作りました。

 古代エジプトで使われていた文字は、神聖文字(ヒエログリフと民用文字です。


f:id:ruriageha:20210227072614j:plain「一体何が違うのか」

というと、

  • 神聖文字は死者を埋葬するとき
  • 民用文字は日常生活

に使いました。


f:id:ruriageha:20210227072614j:plain「そう言われても、どんな文字かイメージできない」

と思った人もきっといるでしょう。

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© Hans Hillewaert, CC 表示-継承 4.0,

https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=3153928

による

 

上の画像のロゼッタ=ストーンには神聖文字と民用文字が刻まれています。

ロゼッタ=ストーンは19世紀に発見され、フランス人のシャンポリオンが解読に成功します。エジプト文明は紀元前にあったと考えると、解読されたのは結構最近ですよね。

 そして、古代エジプトには紙がなかったので、パピルスという紙のようなものを使用しました。

政治体制

 古代エジプトの政治体制はファラオという王が神権政治でまとめていました。

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神権政治というのは神が地上に降りてきて、人々を支配するという感じですね。主に古王国、中王国、新王国の三つの時代に分けられます。

古王国

  古王国ではピラミッドがたくさん作られました。ピラミッドというのはこの写真のようなものですよね。

 

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有名なギザのピラミッドはこの古王国時代にできます。

 王の墓と言われていますが、実際は謎に包まれた建造物です。

中王国

  中王国ではナイル川上流のテーベという都市で栄えます。中王国時代の特徴的な出来事として、異民族ヒクソス侵入ですね。中王国末期に起こった侵入はエジプトに大混乱を引き起こします。しかし、次に紹介する新王国がヒクソスを追い払いました。

新王国

  ヒクソスを追い払って生まれた新王国はエジプト文明の最盛期と言われています。

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なぜ最盛期なのでしょうか。その理由は最大の領土を治めたからです

 新王国のファラオ、アメンホテプ4世は重要人物ですね。彼はエジプトをアトン神だけを信じる一神教にしました。自分のことをイクナートン(アトンに愛された者)と名乗ることもします。さらには、都をテーベからテル=エル=アマルナへ移す大改革をしました。今までエジプトは多神教でした。多神教だった人々はどんな反応をするでしょうか。今まで多神教を信じていた人々が


f:id:ruriageha:20210104171259p:plain「これからはアトン神だけを信じなさい」

と言われたら、もちろん反対されますよね。なので、アメンホテプ4世が死ぬと、エジプトは多神教に戻りました。しかし、アメンホテプ4世の改革は写実的なアマルナ美術を残します。この後のファラオが、あの黄金のマスクで有名なツタンカーメンです。

まとめ

 いかがでしたでしょうか。今回は古代エジプト文明を文化なども紹介して、完全版として解説しました。

 今回の内容を押さえて、テストで高得点を狙ってみてください。

 最後まで読んでいただきありがとうございました。