ルリアゲハの英語&歴史塾

使える英語力と歴史の知識を身に着けるブログ

多読って何? 

 こんにちはルリアゲハです。英語で本を読む学習法の多読。この記事では多読の効果と方法について解説していきます。

  • リスニングが苦手
  • 洋書をスラスラと読みたい
  • 速すぎて会話が聞き取れない

という方におすすめの方法です。

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多読の効果

 多読には主に二つの効果があります。

英語の理解スピードが上がる

多読は英語を英語のまま理解する学習法です。いちいち英語を日本語に訳しながら読んでいくと時間がかかります。そのため、学校の授業でよくやる精読(文章一つ一つを日本語訳して読む)と比べてずっと速く読むことができます。簡単な文を例にあげると

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精読(日本語に訳して理解)

 I like dogs.→私は犬が好き(日本語に訳す)→理解(イメージが浮かぶ)

多読(英語のまま理解)

 I like dogs.→理解(イメージが浮かぶ)

という風に理解するまでの過程を短縮化できます。実際にはこの例よりも複雑で長い文章を読んでいきますが、多読を継続すると難しい文も訳さずに理解することができるようになっていきます。そうするとリーディングだけでなく、言われたことを瞬時に理解できるようになっていくので、リスニングやスピーキングの力もついていきます。

長文問題への抵抗がなくなる

 英語の長文問題って慣れてないと難しいですよね。問題を解いているとたくさん文があって焦ってしまうという人もいるかもしれません。慣れるためにはたくさんの英文を読むことが必須です。

 例えば、普段あまり運動していない人が長距離走をするととても疲れてしまいます。普段からトレーニングをしている人と比べると疲れの度合いは一目瞭然です。長文に慣れるトレーニングに当たるのが多読です。

方法

より効果的に多読をするための多読三原則。それは

  • 辞書は引かない
  • わからない所は飛ばして読む
  • 自分が楽しめる本を読む

です。

 多読三原則を踏まえた多読の方法はこんな感じです。

  1. 辞書を引かなくてもいいように少し簡単めな本を選ぶ

 辞書を引きながら本を読むのって時間もかかるし、何よりもめんどくさいですよね。しかも、読むのに時間がかかると話の内容を忘れちゃったりします。そうすると、その本が楽しんで読めなくなって読むのをやめてしまいますよね。なので、自分のレベルで読める本を選ぶのは大事です。

2.本の朗読音声を聞きながら本を読む

 もちろん本の朗読音声がなくても多読はできるのですが、朗読音声を使うと、自分の読むスピードを知ることができます。目指すのは朗読音声と同じかそれ以上の速さで本を読むことです。 

 試しに日本語の本を黙読してみると、たぶんあなたは朗読音声よりずっと速く読めるでしょう。その理由はあなたが日本語を母国語としているからです。ネイティブスピーカーが洋書をすらすら。読めるのも英語が母国語だからです。

 朗読音声についていけるか確かめることで、理解速度がネイティブスピーカーと比べてどのくらいかがわかります。そうすることで、自分がどうすればいいかがわかります。

 まとめ 楽しみながらだと継続しやすい

 いかがだったでしょうか。上でも言ったように多読は長文に慣れるトレーニングです。一朝一夕では力は身に付きませんが、正しい方法で継続すれば少しづつ力になります。

 私は続けるためには楽しんで学習することが大事だと思います。そのためには多読では辞書なしでも読める本を選ぶ朗読音声は使ったほうがいいの二点をおさえておいてください。

 最後まで読んでくださりありがとうございました。